【2023年-2024年版】プロ野球の1年間の流れと日程|シーズンはいつからいつまで?

- プロ野球のシーズンがいつからいつまでかわからない
- シーズン中の日程が知りたい
- ポストシーズンがいつか知りたい
- オフシーズンは何をやっているのか知りたい
というような疑問をお持ちではありませんか?

実はプロ野球は1年中やってるわけではないんだよ…!
本記事ではプロ野球の1年間の流れについて、シーズン中はもちろん、オフシーズン中に何をやっているのかまとめて紹介します。
2023年シーズンの予定はこちら
項目 | 日程 |
---|---|
オープン戦 | 2月23日(木) ~ 3月26日(日) |
開幕戦 | 3月30日(木) パシフィック・リーグ開幕 3月31日(金) セントラル・リーグ開幕 |
セ・パ交流戦 | 5月30日(火)~6月22日(木) |
フレッシュオールスターゲーム | 7月18日(火) アルペンスタジアム(富山市民球場) 7月19日(水) (予備日) |
オールスターゲーム | 7月19日(水) [第1戦] バンテリンドーム ナゴヤ 7月20日(木) [第2戦] MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 7月21日(金) (予備日) |
クライマックスシリーズ | 10月14日(土)~ |
日本シリーズ | 10月28日(土) [第1戦] パ・リーグ本拠地球場 10月29日(日) [第2戦] パ・リーグ本拠地球場 10月31日(火) [第3戦] セ・リーグ本拠地球場 11月1日(水) [第4戦] セ・リーグ本拠地球場 11月2日(木) [第5戦] セ・リーグ本拠地球場 11月4日(土) [第6戦] パ・リーグ本拠地球場 11月5日(日) [第7戦] パ・リーグ本拠地球場 |
2024年シーズンの予定はこちら
項目 | 日程 |
---|---|
オープン戦 | 未定 |
開幕戦 | 3月29日(金) パシフィック・リーグ開幕 3月29日(金) セントラル・リーグ開幕 |
セ・パ交流戦 | 未定 |
フレッシュオールスターゲーム | 7月20日(土) ウインク球場(姫路市立姫路球場) 7月21日(日) (予備日) |
オールスターゲーム | 7月23日(火) [第1戦] エスコンフィールドHOKKAIDO 7月24日(水) [第2戦] 明治神宮野球場 7月25日(木) (予備日) |
クライマックスシリーズ | 10月12日(土) ~ |
日本シリーズ | 10月26日(土) [第1戦] セ・リーグ本拠地球場 10月27日(日) [第2戦] セ・リーグ本拠地球場 10月29日(火) [第3戦] パ・リーグ本拠地球場 10月30日(水) [第4戦] パ・リーグ本拠地球場 10月31日(木) [第5戦] パ・リーグ本拠地球場 11月2日(土) [第6戦] セ・リーグ本拠地球場 11月3日(日) [第7戦] セ・リーグ本拠地球場 |

プロ野球シーズン期間中の流れ

まずはプロ野球のシーズン期間中の流れについて紹介します。
プロ野球のシーズンを大まかに説明すると、以下のような流れです。
- 2月末〜:オープン戦
- 3月末:開幕
- 5月〜6月:交流戦
- 10月:ポストシーズン(クライマックスシリーズ・日本シリーズ)
それぞれの時期について詳しく紹介していきます。

ひとまずシーズン期間は2月〜10月だって覚えておいてね!
プロ野球は2月の春季キャンプインから始まる

プロ野球の1年は開幕から始まると思われがちですが、実際には2月の春季キャンプから始まります。
実際にレギュラーシーズンと言われる通常の試合日程は開幕戦(3月の第4金曜日が多い)からです。
しかし、プロ野球の1年が始まるのは春季キャンプが始まる2月1日です。
春季キャンプは球団によりますが、2月1日からほぼ1か月間チーム全体で行われます。
この時期はまだ気温が寒いので、沖縄県や宮崎県、また、海外で選手たちは練習を行います。
春季キャンプは、特に若手選手のポジション争いにも注目が集まる期間です。

春季キャンプ終盤〜3月中旬まではオープン戦

キャンプの終盤から3月中旬頃まではオープン戦と言われる他球団との試合がはじまります。
オープン戦は非公式試合ながら、NPBが決めた日程でおこない、ルールも公式戦とほとんど変わりません。
オープン戦はほとんどのチームが選手の試合感覚を取り戻すためや、選手やチームの調整を目的として利用しています。

オープン戦もシーズンと同様にチケットが販売されるから観戦できるよ〜!
一応オープン戦の結果を踏まえて順位がつけられますが、オープン戦の順位がほかの何かに影響することはありません。

3月下旬│レギュラーシーズン開幕

3月下旬には、いよいよレギュラーシーズンが開幕します。
レギュラーズンはペナントレースとも呼ばれて、シーズンの順位を決めるために143試合を戦います。
ちなみに開幕カードはセ・リーグは3年前の順位、パ・リーグは4年前の順位を元に決められます。
開幕戦はどの試合もエース同士の投げ合いとなることや、イベントやプレゼントなども用意されていることが多くあります。
そのため、開幕戦は1年の中でも人気が高い試合の1つです。

やっぱり開幕戦ってワクワクするよね

5月下旬~6月中旬|セ・パ交流戦

5月の終わり頃~6月中旬にはセ・パ交流戦が開催されます。
通常プロ野球は、セ・リーグとパ・リーグに分かれて6球団の中で戦います。
リーグの垣根を越えてセ・リーグvsパ・リーグの試合が見れるのがこの期間です。

交流戦前後で大きく順位が変わることもあるから、大事な試合なんだよ…!あと優勝チームは賞金ももらえるんだって!
ちなみに数年前までは2試合ずつ、ホームゲームとビジターゲームをしていました。
しかし、近年では3試合をホームもしくはビジター(年ごとに交代)でするようになりました。
交流戦ではパ・リーグのピッチャーが打席に立つ姿や、セ・リーグのチームのDH制など普段見れない戦い方を見れます。
レギュラーシーズンの試合とは違う楽しみ方ができる期間なので、交流戦もしっかりとチェックしておきましょう!

7月中旬|前半戦終了~オールスターゲーム

7月中旬になると前半戦が終了し、オールスターゲームを挟んだ休みとなります。

ちなみに二軍でも「フレッシュオールスターゲーム」が行われるよ!
オールスターゲームに出場する選手はあまり休めませんが、それ以外の選手は試合のない休暇期間です。(チームにより練習日あり)
オールスターゲームは、各リーグでチームを組み、戦うこととなるので普段見れない選手同士の組み合わせが見れます。
他にも、ファンからすると敵チームの応援を楽しめるのも魅力のひとつです。

7月中旬|後半戦スタート

オールスターゲームの休みが終わればいよいよ後半戦に突入します。
この時期は前半戦の疲労も蓄積されてきた上で、夏の暑さもあるため、選手の体力が重要なカギとなっています。
特に試合になれていない若手選手には厳しい日々が続くことため、不振になりがちな時期です。
また、いよいよ後半戦ともなるとリーグ順位にもより注目が集まり、一試合一試合の勝敗がリーグ順位に関わってきます。

ちなみに、この時期は暑さを避けるために外球場の試合は土日でもナイターゲームで行われるよ!

10月上旬|レギュラーシーズン終了

通常元々組まれている日程は9月中に消化されますが雨天などで中止となった日程が9月終盤~10月上旬に組み込まれます。
この辺りになるともう順位も決定しており、消化試合となる場合が多いです。
しかし、引退する選手の引退試合や、ホーム最終戦セレモニーなどもあるため終盤の試合も目が離せません。
全チームが全日程を終えると、上位3位のチームはポストシーズンへ突入し、下位3位のチームはシーズンオフへと入ります。

通常のシーズンをレギュラーシーズン、クライマックスシリーズ〜日本シリーズの期間をポストシーズンって言うよ!
10月中旬~|クライマックスシリーズ

10月中旬からはレギュラーシーズンで上位3位になったチームでクライマックスシリーズを開催します。
クライマックスシリーズは、1stシリーズとファイナルシリーズがあります。

■ファーストステージ
- 各リーグ2位のチームと3位のチームで試合を行う
- 試合は2位のチームの本拠地で行われる
- 3試合の内2試合勝利したチームがファイナルステージへ進出できる
■ファイナルステージ
- ファーストステージで勝ち上がってきたチームと1位のチームで試合を行う
- 試合は1位のチームの本拠地で行われる
- 6試合のうち、先に4勝したチームが日本シリーズへ進出できる
- 1位のチームには1試合アドバンテージ有り
クライマックスシリーズ1stステージでは、リーグ2位のホームにて、2位のチームvs3位のチームの試合が3試合行われます。
3試合のうち2試合勝利したほうが勝ち上がり、クライマックスシリーズファイナルステージの進出が可能です。
クライマックスシリーズファイナルステージでは、1位のチームvsファーストステージを勝ち上がったチームの試合が行われます。
合計6試合が行われ、先に4勝したほうが日本シリーズへと進む流れです。(1位のチームは1勝アドバンテージ有り)

10月下旬~11月初旬|日本シリーズ

クライマックスシリーズが終わると、いよいよ日本一を決める日本シリーズが始まります。
セ・リーグのとパ・リーグのクライマックスシリーズを勝ち上がったチーム同士で、7試合をし、先に4勝したほうが日本一です。
試合はどちらのホームでも開催されるため、2試合開催→移動→3試合開催→移動→2試合開催といった流れで行われます。
日本シリーズが終了し日本一が決まると、1年かけて戦ってきたシーズンが終了です。
2023年シーズンは10月28日(土)〜11月5日(日)に日本シリーズが行われます。詳しい日程は以下の通りです。
- 10月28日(土) [第1戦] パ・リーグ本拠地球場
- 10月29日(日) [第2戦] パ・リーグ本拠地球場
- 10月31日(火) [第3戦] セ・リーグ本拠地球場
- 11月1日(水) [第4戦] セ・リーグ本拠地球場
- 11月2日(木) [第5戦] セ・リーグ本拠地球場
- 11月4日(土) [第6戦] パ・リーグ本拠地球場
- 11月5日(日) [第7戦] パ・リーグ本拠地球場

プロ野球オフシーズン中は何をしてる?

続いてオフシーズン期間中の流れを紹介します。
オフシーズンはチームによって始まる期間が異なりますが、早ければ9月下旬〜10月初旬、遅くとも11月初旬にオフシーズンを向かえます。

4位以下のチームは143試合の日程が終わったらオフ、1位〜3位はポストシーズンの結果次第オフシーズンに入るからチームによって変わるんだよ!

10月中旬|ドラフト会議

選手たちには直接関係はありませんが、10月中旬には新人選手を獲得するドラフト会議がおこなわれます。
自分のポジションを脅かす選手が入ってくるかもしれないため、もしかしたら選手たちも注目して見ているかもしれませんね。
ドラフト会議は中継もあるので、ぜひチェックしてみてください。

参考NPB公式サイト「2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」
~11月末|戦力外通告→12球団合同トライアウト

少し悲しい話ですが、来シーズンのチームの戦力として考えられていない選手には、戦力外通告といういわゆるクビ宣告もされます。
通告がされる期間は、以下の2つの期間に行われます。
- 第1次通告:10月1日からクライマックスシリーズ開幕前日まで
- 第2次通告:クライマックスシリーズ全日程終了翌日から日本シリーズ終了翌日まで。
※ただし日本シリーズ出場チームのみ日本シリーズ終了の5日後まで
戦力外になった選手は、引退するか現役を続行するかを自分で選べます。
また現役を希望する選手は、引き続き秋季キャンプや練習に参加したり、球団の施設を利用したりすることが可能です。
また11月中旬ぐらいに開催される12球団合同トライアウトに参加することもできます。

10月下旬~11月|秋季練習、秋季キャンプ

オフシーズンに入ってからは若手を中心に秋季練習や秋季キャンプが各地でおこなわれます。
どのチームもシーズンが終わってから数日後に開催することが多く、秋季キャンプは一般公開もされます。
見学に行きたいという方はオフシーズンになったら発表される日程や場所を、公式サイトでチェックしてみてはいかがでしょうか。
11月下旬|ファン感謝デー

11月23日の勤労感謝の日やその前後の土日を中心に、各球団でファン感謝デーというオフシーズン最大のイベントが開催されます。
ファン感謝デーは、その名前の通り1年間応援してくれたファンへ向けたイベントです。
普段なかなか見れない選手の姿を見られたり、話を聞けたり、サインやグッズがもらえたり、イベントに参加できたり…、とたくさんのお楽しみ要素が用意されています。

現地に行けなくてもテレビ中継やネット配信で見れる球団もあるよ〜!
11月上旬~12月|契約更改

オフシーズンの話題のひとつと言えば、選手たちがおこなう契約更改です。
今シーズンの総評を聞き、来シーズンの年俸や契約をおこないます。
FAが近い選手の契約年数や、結果を残した選手の年俸などに注目が集まります。
~1月中旬まで|野球教室、TV出演、トークショーなどのイベント

オフシーズンには選手たちのイベントにも注目です。
具体的には以下のようなイベントが開催されます。
- 野球教室
- TV番組出演
- ラジオ番組出演
- ショッピングモールでのトークショー
- ホテルなどでファンミーティング
どれも普段見れない選手の姿を見れたり、話しを聞けたりするので、好きな選手のイベント情報にはチェックが必要です。
1月|自主トレ

年が開けると、選手達は新しいシーズンに向けて自主トレを始めます。
自主トレが行われる場所は、国内でする選手から海外でする選手まで場所は様々です。
どの選手も走り込みや筋力トレーニングから、技術的な練習まで、2月のキャンプインで体が動くように調整をします。
選手のほとんどは一般公開もしているので、興味のある方は普段見れない選手の練習姿を見に行ってみてはいかがでしょうか?
1月上旬|新人選手入寮&新人合同自主トレ

1月上旬ごろからはドラフト会議で入団が決まった新人選手たちの入寮、また新人合同自主トレもはじまります。
新人選手たちにとってはいよいよプロへの道が始まるといったところでしょうか。
プロ野球シーズンのよくある質問

プロ野球の1年に関してよくある質問とその答えをまとめました!

他にもわからないことがあれば気軽にコメントください〜!
- プロ野球の1年はいつから?
-
プロ野球は2月の春季キャンプから1年が始まります。
レギュラーシーズンは3月の開幕戦からスタートです。
- プロ野球シーズンはいつからいつまで?
-
プロ野球は3月〜10月の1年間に143試合行われます。
143試合の結果、4位以下のチームは143試合を消化した段階でシーズンが終わります。
1〜3位のチームはポストシーズン(クライマックスシリーズ・日本シリーズ)に出場するため、負けるもしくは優勝するまでがシーズンです。
- プロ野球は1年間で何試合行われる?
-
レギュラーシーズンは143試合です。
- プロ野球のオフシーズンはいつからいつまで?
-
基本的にシーズンが終了する10月〜1月中はオフシーズンとなります。
- 2024年の開幕戦はいつ?
-
2024年は3月29日(金)に開幕することが決定しました!
プロ野球の1年間まとめ

プロ野球の1年間の流れについて紹介してきました。
こうやってみるとあっという間に思えるシーズンは長いのがわかります。
さらに、オフシーズン期間中も選手はやることが多くて、実際に休める期間は短いのが実際のところです。
シーズン中に試合を見に行くのはもちろん、オフシーズンも楽しんでくださいね。
シーズン中のプロ野球中継を見るためにはどうしてもCS放送やネット配信などの有料サービスが必要です。
おすすめのサービスについてはこちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください!

クライマックスシリーズファイナルステージのホームとアウェイは決まっていないのですか?
コメントありがとうございます◎
クライマックスシリーズは、順位が上のチームがホームになります。
なので、
・ファーストステージ→2位のチームのホーム
・ファイナルステージ→1位のチームのホーム
で戦う形です。
日本シリーズは、年(西暦)によって異なります。
流れとしては、2試合→移動→3試合→移動→2試合の最大合計7試合(先にどちらかが4勝した時点で終了)を行いますが、
・奇数年の場合はパ・リーグ→セ・リーグ→パ・リーグ
・偶数年の場合はセ・リーグ→パ・リーグ→セ・リーグ
の優勝チームのホームで戦うこととなっています。
今年は2021年と奇数なので、パ・リーグ→セ・リーグ→パ・リーグがホームとなります。
少しややこしいですが、またわからないことがあったら気軽にコメントください◎