プロ野球の順位の決め方|ペナントレースを優勝するには?
プロ野球では年間143試合を戦い各リーグごとに優勝チームを決定します。
本記事では、プロ野球の優勝チームを決めるのに大切なペナントレースの順位決めについてまとめて紹介します。
- プロ野球の順位は勝率で決まる
- 勝率には引き分けは含まない
- 勝率が同じ場合セ・リーグとパ・リーグで順位の決定方法が異なる
- 【補足】プロ野球には優勝が5回ある
順位は勝率で決まる
プロ野球の順位は勝率で決まります。勝率の計算方法は以下の通りです。
勝率 = 勝試合数÷(勝試合数+敗試合数)
計算に使うのは勝利試合数と敗戦試合数のみ!引き分けはカウントしないよ
プロ野球の勝率は、引き分けを除いて勝ち負けがついた試合のみで計算を行います。
具体的な例として143試合を戦い、その内80試合が勝利、62試合を負けた場合の勝率を求める計算式は以下の通りです。
(ちなみにこの試合数は2019年にパ・リーグ優勝をした西武ライオンズの成績です)
80試合÷(80試合+62試合)
これを計算してみると、80÷142=.563となります。
計算式まで覚えておく必要はありませんが、プロ野球の順位は引き分けを除いた試合で計算をする「勝率」で決められていることを覚えておきましょう。
勝率が同じ場合はどうなる?
勝率が同じ場合、セ・リーグとパ・リーグ違う方法で順位を決定するよ
もし勝率を計算して勝率が同じチームが出てきた場合、より細かい基準で順位を決定します。
この基準はセ・リーグとパ・リーグで異なるため、それぞれのリーグごとの順位決定基準について確認していきましょう。
セ・リーグの場合
- 勝利数が多い
- 対戦勝率が高い
- 前年度順位が高い
セ・リーグの場合は、勝率が同じ場合勝利数が多い球団が上位になります。
それでも決まらない場合は、2つのチームの対戦勝率が高い方が順位が上位になり、それでも決まらない場合は前年度の順位が高い方が上位になります。
パ・リーグの場合
- 対戦勝率が高い
- 交流戦を除いたリーグ戦の勝率が高い
- 前年度順が高い
パ・リーグの場合は、2つのチームの対戦勝率が高い方が上位になります。
それでも決まらない場合は、交流戦を除いたリーグ戦の勝率が高い方が上位になり、それでも決まらない場合はセ・リーグと同様に前年度の順位が高い方が上位になります。
【豆知識】プロ野球の優勝は1年で5回ある
本記事では一般的なプロ野球優勝となるペナントレース(レギュラーシーズン)の優勝時について紹介しました。
実際にはプロ野球は1年間にペナントレースも含めて以下の5回優勝するチャンスがあります。
- オープン戦
- 交流戦
- ペナントレース
- クライマックスシリーズ
- 日本シリーズ
オープン戦と交流戦はペナントレースと同様に勝率で順位が決まります。
クライマックスシリーズと日本シリーズは、2つのチームの直接対決となるため単純に勝った方が順位が上になります。
プロ野球の順位は勝率で決まる
本記事ではプロ野球のペントレースの順位を決める方法について紹介しました。
- プロ野球の順位は勝率で決まる
- 勝率には引き分けは含まない
- 勝率が同じ場合セ・リーグとパ・リーグで順位の決定方法が異なる
- 【補足】プロ野球には優勝が5回ある
プロ野球の順位は勝率で決まること、また勝率が同じ場合はセ・リーグでは勝利数、パ・リーグでは対戦勝率が高い方が上位になることを覚えておきましょう。