これからはじめてプロ野球を見に行こうと考えている人や、
「プロ野球観戦に誘われたけどはじめてで不安」だという人、
「初心者が行ってもいいの?」と悩んでいる人にむけて、
はじめての野球観戦完全ガイドと題し、注意点や野球観戦に向けての準備についてなどをまとめました。
野球観戦はテレビでするのももちろん楽しいですが、生で見る迫力や、一体感、選手の力強さなどは球場でしか体感できません。
ぜひ「観戦に行きたい」「行ってみたい」と思っている方は1度球場へ足を運んでみてください。
それでは早速紹介していきます。
野球観戦に行くための準備
まずはじめに野球観戦に行くための準備について紹介します。
野球観戦に行くためには、以下の事前準備が必要です。
- チケットの購入
- 持ち物の用意
- ルール確認
それでは詳しく紹介していきます。
①行く日を決めてチケットを買おう
まずはじめに野球観戦をするには当然ですが、チケットが必要です。
ただチケットを買うと言っても、
- 対戦カード(対戦相手はどこのチームか)
- 日にち
- 開催地
- 座席
- 料金
といったことを選んで買わなければいけません。
球団によっては同じ座席であっても、日程や対戦相手によってチケットの料金が変わったり、
ホーム開催だと思ってチケットを購入したら、実は本拠地ではなく地方球場での試合だったり、
「もう1日後に行っていれば無料グッズが配布されてた!」なんてことも起こりえます。
特に対戦相手に希望もなく、チケット購入時に日にちに迷ったら、イベントが開催される日かどうかという点に注目してみてください。
試合によっては、無料でユニフォームやキャップなどのグッズを配布してくれる試合日や、選手とのハイタッチやトークショーなどが設けられている試合日があります。
折角野球を観に行くのであれば、イベントがある日を選ぶとより楽しめるはずです。
ただしイベント日は当然ながら人気の日なので、チケット代が高めに設定されていたり、そもそもチケットが売り切れていたりするので注意してください。
チケット購入時の座席の選び方

チケットを買おうとしても、座席の種類が多くてわからないという方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、どのチームも内野・外野だけでなく、その中でも細かく座種が用意されていて、選ぶ席によって価格が異なります。
わたしが今回調べてみたところ、1番少ない阪神タイガース(甲子園球場)でも12種類用意されていました。
そして驚くことに、1番座席の種類が多い西武ライオンズはなんと41種類も用意されています。
そのほかのチームも20種類以上の座種が用意されているため、どの席を選んだらいいのか悩むのは当たり前です。
座種を選ぶためにはまず内野で見るか外野で見るかを決める必要があります。
- 内野…立ち応援不可・ゆっくり見たい人向け
- 外野…応援団がいるのもここ・がっつり応援したい人向け
がっつり応援したいのであれば外野は間違いなく楽しめますが、初心者の方にはゆっくり観戦できる内野席がおすすめです!
とは言っても内野席はバックネット裏(ホームベースの裏側)から、外野のポールまでの全部を指しますので、自分の予算にあった席を選ぶようにしてください。
また、各球団の公式ホームページに座席から見た様子の写真が掲載されているので、そちらも参考にして選んでみてください。
野球観戦に必要なチケットは、以下の方法で購入することができます。
- 球場の窓口
- 球団公式HP
- ローソンチケット、ちけっとぴあなどのチケット販売サービス
自分の購入しやすい方法を選んでください。
②必要な持ち物は?

続いて野球観戦に必要な持ち物を紹介します。
必ず持っていかなければいけないものは、正直言って以下の2つだけです。
- 観戦チケット
- お金(交通費、食費)
この2つさえあれば、野球観戦はできます。
さらに天候によって、以下のものがあると快適に観戦ができます。
- 体温調節のできる上着
- 雨具(傘ではなくカッパ)
- 帽子
- サングラス
- うちわ・扇子
特に3月~4月上旬ごろや9月末以降の外球場で行われる試合は、風が冷たい場合があります。
またドーム球場の場合でも、空調によっては寒かったり、逆に熱気がこもって暑かったりするので、上着があると便利です。
外球場の場合は天気によっては雨具も必要ですが、傘は他の人の迷惑になるためカッパにするようにしましょう。
傘を差しての観戦は、他のお客様の視界を遮り、観戦環境に悪影響を及ぼすほか、ファウルボール等打球事故にもつながる恐れがあり大変危険ですので、原則として雨傘や日傘をさしての観戦は禁止と致します。
雨天時はポンチョや雨ガッパを着用してご観戦ください。
横浜DeNAベイスターズ公式サイト「横浜DeNAベイスターズ主催試合(横浜スタジアム)におけるスタジアムルールの一部変更について」より引用
デイゲームで外野などの日差しの強い場所で見るときは帽子は必須です。
熱中症予防だけでなく、帽子のツバがあるだけで日焼け防止にもつながります。
さらに以下のものがあるとより快適に観戦ができます◎
- 袋(荷物を入れる、ゴミをまとめる)
- お手拭き
- 折りたたみクッション
- 双眼鏡
- チケットホルダー
③事前に覚えておくルール

野球観戦に行きたいけど「ルールがややこしくてわからない」という方や、
「ルールが分からないと楽しめないのでは?」という方も多いのではないでしょうか。
ですが、野球観戦をするにあたって覚えないといけないルールは特にありません。
確かに野球は細かいルールがありますが、基本的な
- 野球は9人でやるスポーツ
- 守備と攻撃を順番に9回までやる(延長12回まであり)
- 打ったら反時計回りに走る
などなどは、野球観戦に行けばわかることです。わざわざ覚えていかないといけないわけではありません。
それでも不安な人に向けて簡単にルールをまとめた記事もありますので、こちらをご覧ください。

野球観戦をしていると「今なんでアウトになったの?」とか「これってどういうルールなの?」と思うこともあるかも知れませんが、
その場合は近くの人に尋ねてみてもいいですし、その都度調べて覚えていけばいいだけです。
ほかの野球ファンも試合を見ながらルールを覚えていきました。わたしももちろんそうです!
ですので、ルールが分からなくても野球観戦に行っても問題ありません。安心して野球観戦に行ってくださいね。
野球観戦時の服装は?
野球観戦時の服装について、特に決められたルールはありません。(常識的な恰好をしていれば大丈夫です)
ただ先ほども紹介したように、特に外球場は天気によって気候が左右されやすいので、
脱ぎ着のしやすい上着を1枚用意するなど、天気予報をチェックする必要があります。
また女性の方は、短いスカートや風でめくれるようなスカートなどは避けたほうがいいと思います。
球場は階段が多いので歩きにくい靴やヒールの高い靴などもあまりおすすめできません。
野球観戦当日の流れ
続いて野球観戦当日の流れを紹介します。
野球観戦はお昼から始まるデイゲームと、夕方から始まるナイターゲームの2種類がありますが、
- デイゲームの場合…13時もしくは14時
- ナイターゲームの場合…18時もしくは18時15分
から試合が始まることが多いです。(極まれに異なる時間があるので注意してください)
そして試合開始時間の2時間前には開門と言って、球場内に入れるようになります。
試合自体は試合開始時間をすぎないと始まりませんが、早くに球場に入ることで、
- 試合前の球場の雰囲気を味わえる
- 試合前練習が見られる
といったメリットがあります。
球団によっては開門時間よりも早い時間に、連取見学ツアーを用意している球団もあるので、
練習風景を見たい方は開門時間からの入場や、見学ツアーへの参加を検討してみてください。
野球観戦時の注意事項|ルールやマナー
続いて野球観戦時の注意事項について紹介します。
野球観戦だけでなく、何事にもルールやマナーはありますが、今回紹介するのは暗黙の了解のようなものではなく、NPBや球団、球場側がお願いしているルールです。
- 飲食物の持ち込みの可否について
- 経ち応援や応援ボードの利用について
- 試合中はボールから目を離さない
このルールは基本的なことですが、とても大切なことなので野球観戦に行く前には必ず覚えておくようにしましょう。
それではそれぞれについて詳しく紹介していきます。
①飲食物の持ち込みについて
プロ野球の試合はお昼~夕方まで行われるデイゲームと、夕方~夜まで行われるナイターゲームがあり、いずれも昼食の時間と夕食の時間帯になるため、食事が必要となります。
また3時間ほどある試合観戦中には水分も必要ですよね。
しかし球場によっては飲食物の持ち込みを全面的に禁止している場合があります。
全球団で共通して言えるのは、カン・ビンの持ち込みは全面禁止となっており、持ちこみをした場合には、球場への入場前に用意されている紙コップに移すこととなります。
また中にはペットボトルも持ち込みができない球場もあり、その場合もカン・ビンと同じようにコップへの移し替え作業が必要です。
食べ物に関しては特に言及をしていない球場が多く、また衛生面からお断りと言っている球場であっても、実際には持ち込める場合もあります。
わたしの場合は甲子園球場、京セラドーム、ナゴヤドームに食品を持ち込んだことがありますが注意を受けたのは京セラドームで1度のみ。
その時も「今度からは持ち込まないでくださいね」という程度で、次にいった時は注意もされませんでした。
飲食物は持ち込まなくても、球場で購入ができます(値段は割高)し、選手とのコラボメニューなども販売されているので、
節約のために近くのスーパーなどでお弁当などを買っていくのもいいですが、初めての観戦時は球場のごはんを楽しむことがおすすめです!
②立ち応援や応援ボードなどについて
立ち応援については原則外野席でしかできません。(立見席を除く)
また外野席であっても、自分の応援したいチームの攻撃中以外は座ってみるのがルールです。
内野席であっても、打球が上がった瞬間に思わず立ち上がって打球の行方を見る、点が入ったときに盛り上がって立つなど、立ち上がって応援をする場面はありますし、その程度であれば問題はありません。
応援ボードについては球場により大きさが決められているため、実際に観戦に行かれる球場のルールに従う必要があります。
また応援ボードだけでなくタオルなどを掲げる場合であっても、周りに注意し、胸の高さ以上に掲げないように注意が必要です。
③試合中はボールから目を離さない
最後は当たり前のことですが、試合中(インプレー中)はボールから目を離さないということです。
ファウルボールやホームランボールなどがどの席であっても飛んでくる可能性があるためです。
野球ボールは小さいですが、硬く、スピードに乗ったり高いところから落ちてきたりするととても危険です。
当たるとケガをする恐れが高いため、ボールから目を離さず、飛んで来たら身を守ることを優先するようにしてください。
※ホームランボールは記念ボール(プロ初ホームラン、100号などの節目のホームラン)の場合はスタッフの方が回収に来る場合があります。
ボールの代わりにその選手のグッズなどをもらえるようなので、もしボールを手に入れても協力するようにしてください。
+αで野球観戦を楽しむために
最後に、必要なものではないですが、あるともっと野球観戦が楽しくなる4つのポイントを紹介します。
- 応援歌を覚える
- ユニフォームなどの応援グッズを買う
- 好きな選手を見つける
- ファンクラブに加入する
それではそれぞれのポイントについて詳しく紹介していきます!
①応援歌を覚える
プロ野球ではどの球団も、応援歌(球団歌、ヒッティングマーチ、チャンステーマ)が用意されており、攻撃時に歌ったり応援バッドと叩いたりして、ファンが一体となり応援します。
その応援歌を覚えていけばより野球観戦が楽しくなること間違いありません!
球団公式HPに歌詞が掲載されていたり、YouTubeに音源がアップロードされていたりするので、事前に覚えていくのもいいですし、
球場によっては歌詞がビジョンに表示されるところもあるので、球場に通いながら覚えることもできると思います。
ぜひ応援歌を覚えて一体感のある応援を楽しんでくださいね。
②ユニフォームなどの応援グッズを買う
次にユニフォームなどの応援グッズを買って、形から入るのもおすすめです。
ユニフォームは価格が高めですが、背番号や名前が入っていないものや、素材が異なるもので安く売っているものもあります。
またユニフォームだけでなく、選手の名前の入ったタオルや応援バッド、リストバンドなどのグッズや、東京ヤクルトスワローズなら傘、広島東洋カープならしゃもじなどの独特のグッズもおすすめです。
③好きな選手を見つける
3つ目は好きな選手を見つけることです。
最初の内はなかなか難しいかも知れませんし、既に好きな選手がいる方も多いかも知れませんが、好きな選手がいるとより野球観戦が楽しくなります!
特に女性の方は推しの選手を1人でも見つければ、より感情的に応援ができるのではないでしょうか?
④ファンクラブに加入する
最後にファンクラブに加入することもおすすめです。
年会費がかかるのですぐには難しいかも知れませんが、ファンクラブに加入すれば、
- チケットが一般より先行して購入できる
- チケットを割安で購入できる
- ファンクラブ限定グッズがもらえる
- ファンクラブ会報が読める
などの特典を受けられます。
シーズンが始まった後でも入会できる球団もあるので、詳しくは公式HPをチェックしてみてください。
まとめ|プロ野球観戦を楽しもう!
はじめての方へ向けてプロ野球観戦についてまとめてみました。
プロ野球観戦はテレビでももちろん楽しめますが、球場でしか味わえない迫力や雰囲気があるので、ぜひ1度プロ野球観戦に行ってみてはいかがでしょうか。
はじめてのプロ野球観戦を楽しめることを願ってます。

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