【プロ野球用語解説】打席数と打数の違い|打率の計算の仕方までまとめて紹介
プロ野球の試合を見ていると、試合の勝敗だけでなく選手個々の成績にも注目が集まります。
たくさん成績を表す数字がありますが、本記事では、プロ野球の打席数と打数の違いや打率の計算の仕方までをまとめて紹介します。
細かい数字までチェックして、よりプロ野球を楽しみましょう!
- 打席数とはバッターボックスに立った回数のこと
- 打数とは簡単に言うとヒットもしくは凡退を記録した数
- 打率は安打数÷打数で求められる
打席数とは
そもそも打席数とは、打者がバッターボックスに立った回数のことです。
例えば一試合で4回打席に立った選手の打席数は4となります。
打席数は、打撃結果(ヒットや凡退など)は関係なく打席に立ちさえすれば一打席としてカウントされます。
単純に打席に立った回数が打席数としてカウントされるよ!
ただし、打席の途中で代打を出された場合はカウントされません。
打数とは
打数は打数は「打席数-(四球+死球+犠打+犠飛+打撃妨害+走塁妨害)」で求められます。
簡単にいうとヒットもしくは凡退を記録した数が打数となるわけです。
フォアボールやデッドボールなど、投手の責任となる記録や、犠打や犠飛などの自分を犠牲にして行うプレイに関しては記録されません。
少しややこしいので、まとめておくと以下のようになります。
- ヒットを打った場合
- 三振した場合
- ゴロアウトとなった場合
- フライアウトとなった場合
- 振り逃げで出塁した場合
- フォアボールで出塁する場合
- デッドボールで出塁する場合
- 送りバントでアウトになった場合
- 犠牲フライでアウトになった場合
- 打撃妨害で出塁した場合
- 走塁妨害で出塁した場合
打席の結果次第で打数に数えられない場合があるよ!
打率の計算方法
打率を計算するのに必要となるのは、打席数ではなく打数です。
打率 = 安打数÷打数
例えば2020年のパ・リーグの首位打者となった吉田正尚選手の成績で見てみると、408打数の内安打数は143です。
計算式に当てはめてみると、安打数143÷打数408=打率.350となります。
フォアボールやデッドボール、送りバントなどはそもそも打数にカウントされないため、打率に影響されることはありません。
クイズ形式でもっと詳しく!
打席数、打数、打率についてクイズを用意しました!
クリックorタップで答えが表示されるのでよければやってみてください。
答えは×
打席数は結果に関係なく打席(バッターボックス)に立った回数です。
打数は打席数からフォアボールなどの自分ではどうしようもないプレイや、自分を犠牲にしたプレイの回数を引いた回数になります。
答えは○
フォアボールやデッドボールは投手の責任となるプレイのため、打者の記録には影響されません。
→試合数:106試合 打席数:451 打数:402 安打数:132 三振数:58
答えは.328
計算式は、安打率÷打数となるため、132÷402=.328となります。
ちなみにこれは2020年のセ・リーグ首位打者である佐野恵太選手の記録です。
全部答えられたかな?
打席数と打率の違いまとめ
本記事では打席数と打数の違いと関係のある打率の計算方法について紹介しました。
シーズンが始まったばかりだと、一打席目がフォアボールだった選手が二打席目に立つとき、記録が「.000(0-0)」とかになっていて不思議に思う場面もあるかもしれません。
そんなときに打席数と打数の違いや、打率の計算方法を知っておけば役に立つので、簡単なルールとして覚えておきましょう!
- 打席数とはバッターボックスに立った回数のこと
- 打数とは簡単に言うとヒットもしくは凡退を記録した数
- 打率は安打数÷打数で求められる